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どれくらいたいへん? 現役編集者に聞く「雑誌編集者」への道

  • マイナビ進学編集部
  • 2016.03.17
どれくらいたいへん? 現役編集者に聞く「雑誌編集者」への道

今回は有名音楽雑誌の編集をしている方に、「編集者になるために必要な動きや学んでおくべき知識」について伺ってきました。 雑誌編集者になりたいと思っている人、必見です!

雑誌で編集をやりたければ、東大にいけばいい

――好きな雑誌の編集部に入りたいと思ったら、高校生の段階で、何をすべきでしょうか?

ビックリされることが多いですが、編集部って偏差値の高い人間が多くて、いわゆる「高学歴」が占めているんですよ。雑誌に関わらず、漫画や小説の編集部もそうみたいですね。で、面白いことに編集長や社長はそうでもない学歴の場合が多くって。雑誌のルーツを辿ると、「もともとはフリーペーパーだった」みたいなこともあって、発起人は学歴なんて関係ないみたいです。ただ、雑誌に知名度が出てしまうと、よりハイクオリティな質が求められるわけで。そうなると、必然的に文学的な知識を要するようになるんですよね。だから、「雑誌編集やりたければ東大を目指せ!」というのがひとまずのアドバイスです(笑)。


――極端ですね(笑)

ただ、媒体が紙からWebになるだけで、同じ企画をやるにしても学歴なんてどうでもよくなるんですよ。形として、絶対に修正ができてないものが世に出るからこそ、紙媒体の編集界隈には独特の風潮が残っているのかもしれません。現在では相当数のWebメディアがありますが、どこも形より質を重要視しています。なので、「編集者」としてのスタート地点はこだわる必要はないのかなと。

アーティストを発見することが仕事でもある

――音楽ライターや編集者の方は、どういった場所で情報収集をするのでしょうか?

基本的にはライブハウスですね。仕事が休みの週末(土日)に、朝から晩までライブハウスにいることもあります。なので、そういった意味でいうと休みがない仕事かもしれません(笑)。昼までは寝るけど、午後からはライブハウスに足を運ぶみたいな。


――それは仕事でもあり、趣味でもあるんですよね。音楽が好きではないと難しいですね

そうですね。基本的に趣味が仕事なので、好きなことを勉強することがインプットになるんですよ。給料で手元に残ったお金でCDを買ったり、ライブのチケットを買ったりしていますからね(笑)。それは音楽ライターと一般ライターとで、一つの大きな壁を感じていますね。やっぱり、音楽が好きな気持ちが根底にない限り、続かないと思うんですよ。

言ってしまえば、世の中の“人に知られているアーティスト”の音源ってタダで聞けちゃうわけですよ。CMなどで聴けるワンフレーズにしてもそうです。
だけど、誰かが発見するその前に、自分でお金を払って聞かなければ、どこにも流通は起きないし、埋もれてしまうじゃないですか。
つまり、アーティストの発掘者として、ライブに通ってCDを買って掘っていかない限りは仕事にならないんです。

アンテナは常に張っておくこと

――音楽ライター・編集者を目指す人は、具体的にどんなことを学んでおいたほうがいいですか?

そうですね。旬の音楽カテゴリを常にリサーチしておくことだと思います。今だと、ロック・アイドル・ボカロ(ボーカロイド)の3つですかね。コアな層をいけば、ジャズなんかももちろんですが、3つのカテゴリといえど、専門性の高い分野なので甘くみてはいけません。
ロックのジャンルで例えると、フェスに出まくるようなバンドだったり、インスト系のワールドミュージックだったりだとか、ジャンルの中でもさらに細かく分野が分けられるんですよ。
そういった意味で、媒体が少ないからプレイヤー(ライター)も数人に限られてしまうって感じではありますね。


――表立って名前が出ているジャンルはロック・アイドル・ボカロなんですね。ただそれだけじゃ、音楽業界を網羅しているとは思えないのですが。

そうですね。いわゆる“商業的な音楽”がこの3つであり、ライターが活躍する舞台がある音楽っていうのもこの3つだったりするんですよ。
間口が狭いので、専門の道を歩まない限り大成するのは難しいです。「一つの道を極めること」を課題にしておくべきなのかもしれません。



「書き手」と呼ばれる人たちが多く存在する昨今。それを職業として昇華させるには「一つの道を極めること」が必要だということが分かったインタビューでした。
「好きなことを広めたい」「自分の主張を発信したい」という思いがある方は、「編集者」「ライター」を将来の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?

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