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【シゴトを知ろう】占星術師 編

  • マイナビ進学編集部
  • 2017.01.17
【シゴトを知ろう】占星術師 編

テレビや雑誌の占いコーナーが大好きで、中でも「星座占い」を、ついついチェックしてしまうという人はいるのではないでしょうか。星座を使った占いを行う人のことを「占星術師」といいます。

この記事では、「占星術」を始めとした様々な占いで、相談者の悩みを解決していらっしゃる、一般社団法人 日本占術協会・常務理事の佐藤宗眩(さとう・そうげん)さんにお話を伺いました。

未来の予知だけでなく、「悩みの解決」が大切

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えて下さい
 
占術師(占い師)として、対面鑑定(お客様と顔を合わせての鑑定)、Skype(※)鑑定、チャット鑑定、メール鑑定など、さまざまな方法で占いを行っています。占いに来る方は、表向きは何も言うことはなくても、実際には重い悩みを抱えていることが多いです。そういった悩みを解決するのが私の仕事です。
 
<ある一日のスケジュール>
09:30 原宿の鑑定所に出勤
午前 メールチェック、メール鑑定、原稿執筆(新聞の占いコーナーなど)
12:00 昼食
午後 対面鑑定、チャット鑑定、原稿執筆
18:30 退勤
 
※Skype……スカイプ。オンライン上で行う通話サービスのこと。
 

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
相談者の方の悩みを解決できたときに、喜びを感じます。私の元には、よく高校生からも相談が寄せられます。高校生に多いのが、「進学」についての悩みです。「親は『〇〇大学に行きなさい』というけれど、自分には実力がないように思う」という不安の声をよく聞きます。みなさん、自分の悩みを誰にも相談できない状態なんですね。

私から相談者の親御さんに連絡を取り、「お子さんに圧迫感を与えないほうがいいです。精神的に不安定になっています」と説明をし、試験前の心構えなどについてアドバイスをさせていただいたこともありました。その後、親御さんから「合格しました。ありがとうございました!」と連絡が入ったときは、大変、感激しました。

もちろん占星術では、ホロスコープ(特定の瞬間の天体配置図)を見て、未来を予知しなければいけません。でも、予測が当たったとしても、解決法がなければどうにもならないですよね。だから、私は相談者の話を聞き、「問題点は何なのか」を考えて、解決に導くようにしています。
 
 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
「結婚をしたけれど、性格が合わない」といった問題で、旦那さんと奥さんが別々に相談にいらっしゃることがあります。片方に偏らないように、中立的な立場で話を聞かなければいけないので、とても苦労します。相談後、離婚の危機を乗り込えて、「おかげさまで、子どももできました」と、お二人で報告に来てくださったご夫婦もいます。そんなときは、よかったな、と思いますね。

自分を占ったところ、占星術師に向いていると分かった

日本占術協会・常務理事の佐藤宗眩(さとう・そうげん)さん
日本占術協会・常務理事の佐藤宗眩(さとう・そうげん)さん

Q4. どのようなきっかけ・経緯で占術師の仕事に就きましたか?
 
大学卒業後、商社に勤めていて、職場結婚をしたのですが、妻の実家がお寺だったんです。その後、事情があって、商社を辞めて、お寺の修業をすることになりました。そこで、「宿曜占星術」という東洋の占星術を学びました。人生にはチャンスが3回あるといわれていますが、自分のことを占ってみたところ、当時がチャンスの時期で、さらに、自分は占星術師に向いているということが分かり、この仕事を始めることにしました。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学では、経済学を学び、「中小企業診断士(※)」の資格を取りました。今の仕事で、会社の運営や、新入社員の採用について相談されたときに、知識が役に立っています。

※中小企業診断士……中小企業の経営に対して、アドバイスなどを行う資格。
 

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
私が高校生のときは、「鍋底景気(※)」という不況の時代でした。だから、就職することそのものが夢だったんです。

その後、大学を卒業し、商社に就職することができました。大学では、「どうしたら、日本経済がよくなるんだろう?」と考えて、ドラッガー(※)の本を読んだり、中小企業診断士の資格を取ったりしました。だから、今でも「どうしたら、相談者の悩みが解決できるんだろう?」という問題意識が私の根底にありますし、問題の解決の仕方は仕事にも生かせています。

※鍋底景気……1957年~1958年にかけて起こったデフレーション現象。
※ドラッガー……オーストリア人の経営学者。

占星術師の仕事は、「人を思う心」が大事

Q7. どういう人が占星術師の仕事に向いていると思いますか?
 
「相手を最優先できる人」です。自分のことを差し置いて、相手の気持ちを優先してあげられる人じゃないと務まらないと思います。「自分が自分が」という人には、難しい仕事だとも思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします
 
占星術師の仕事では、「人を思う心」が大切になってきます。この仕事を目指すのであれば、目の前のことに向き合い、人に対してやさしさの気持ちを持ってほしいです。例えば、「お母さん、こんな時間にご飯を作ってくれてありがとう」「お父さん、いつも愛想のない対応をしちゃって、ごめんね」と思うだけでいいんです。

気持ちを言葉に出すことはできなくてもいいんです。それは、できるタイミングでやればいい。ただ、相手を思う心は大切にするようにしてください。
 
 
みなさんが、テレビや雑誌の占いコーナーを見るとき、自分の不安を解消するために見ることも多いのではないでしょうか。対面やメールなどで、個人個人の悩みの相談に乗り、解決する占星術師の仕事は、大変やりがいのある仕事といえるでしょう。この記事を読んで興味を持った人は、占星術師について調べてみてはいかがでしょうか?
 
 
【profile】一般社団法人 日本占術協会・常務理事 佐藤宗眩
http://www.uranaishi.com/sougen/index.html
【取材協力】一般社団法人 日本占術協会
http://www.uranai-japan.com/

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